一生涯に2回ある、女性ホルモンの激動期
女性ホルモンの第一回目の激動期は、思春期
生まれてから幼児の頃は、服を着たままだと、男女の区別が
つきにくい子供をよく見かけますが、10歳を超えたころから
女性の場合は、卵巣から女性ホルモンの分泌が多くなり、
胸がふくらみ、女性らしい外見に変わっていきます。
また、初潮を迎えて、女性として、子孫を残すことができるように
なりますが、この初潮を迎えた数年間が、一生涯で女性ホルモンが
急激に増えるときの、最初の時です。
この頃の特徴は、卵巣が成熟するまでの過程において、生理不順が
発生しますが、このような事を繰り返して、女性ホルモンの量が
増えていき、女性として成長して行きます。
この頃が、いわゆる思春期といわれる時です。
女性ホルモンの第二回目の激動期は、更年期
初潮を迎えてから、卵巣が成熟するまでの、しばらくの時間がかかりますが
その後は、女性ホルモンの分泌が安定し、生理も規則的になります。
一般に女性ホルモン分泌のピークになるのは、20代後半と言われています。
約30年近くもの間安定して分泌していた、女性ホルモンも、40歳代に入ると
生涯で2回目の女性ホルモンの分泌量が、激動する時期を迎えます。
女性ホルモン増加の思春期とは違い、今度は激減するのです。
この時期は、一般に更年期と呼ばれています。
その年齢は、40歳代半ばから、10年間くらいを指します。
その後、女性ホルモンは徐々に減少して行き、70歳代以降は、
ゼロに近くなるといわれています。